1000円前後のHDMIキャプチャUSBドングルを分解してみた
1000円前後のHDMIキャプチャUSBドングル
AmazonではHDMIをPCにキャプチャできるUSBドングルが1000円前後で売っています。
見た目は同じものが様々な価格で売られているのが不思議です。果たして中身が違うから価格が違うのか、同じものだけど価格が違うだけなのか。
まぁ1000円くらいなら失敗してもいいや、と思って買ってみました。気がついたらさらに値段下がって700円台になってますね…
商品説明には「1080P」などと書いてますが、入力側で対応はしていても、録画側では不可能ではないかと。
それはこちらの記事にも書かれていました。
気になったので分解してみた
一体、どんなものが使われているのだろうかと気になったので分解して中を見てみました。
シンプルな構造で、電源周り以外は1chipなのでしょうかね。
そのchipを拡大したのがこちらです。
「MACRO SILICON MS2109」と書いてありますが、MACRO SILICON社のサイトではMS2100やMS2016のスペック詳細しかありません。
MS2016はまさにHDMIキャプチャしてMotionJPEGでUSBに送るchipで、コントローラーにIntelの組み込み用8bitマイコン8051とROM/RAMを内蔵しています。
MS2016のキャプチャ画質は最高でも720x480@25Hzですが、その上位製品と考えられるMS2109はどこまで性能がアップしているのやら…
実は性能はほぼ同じなのかもしれません。(だから載せてない)
簡単に使えて便利な商品です
なお、このドングルにソフトウェアは必要なく、USBに挿すとカメラとして認識して録画や配信が可能になります。
Windows10なら、アプリの「カメラ」でキャプチャ中の動画を録画できるので、ちょっとした用途なら特に追加アプリ必要ありません。
カメラとして認識しているので、テレビ電話やゲームの配信でもそのまま使えます。
1000円以下で買えて、便利な商品だと思います。