au回線障害に感じたデュアルSIMの有効性 SMS認証の問題は残る
復旧まで24時間以上かかったau(KDDI)の通信障害
7月2日未明発生したau(KDDI)の通信(通話)障害は24時間以上経っても復旧せず、影響回線数は最大で3915万回線という大規模な障害となっています。
データ通信ができないだけならWi-Fiで多少回避はできますが、VoLTEが掴めず通話ができないため、緊急電話ができずに困った人もいたはず。
デュアルSIMの有効性を感じた
povoを使っている私も影響を受けましたが、7月3日の19:00ごろには使えるようになりました。
元々メインはDocomoのMVNOであるOCNモバイルを使っていて、povoはサブだったので影響はほぼゼロでした。
仮に逆のケース(Docomoの障害)が起きたとしても、auが健在ならpovoで通信・通話ができるので、最悪のケースは避けられます。
デュアルSIM(DSDV)機にSIM2枚挿しにして冗長化しておくメリットを感じることができました。
今回の障害で予備回線を持っておくべき、と考える人や企業が増えると、格安SIMプロバイダにはチャンスかもしれません。
緊急時の通信・通話だけでよければ、月290円(日本通信等)で回線を持てますから。
0円とまでいかなくても、最低ラインが月500円くらいのプランを用意していれば楽天モバイルもこの需要を取り込めたかもしれません。
メイン回線がDocomoかソフトバンクなら、予備回線でpovoを持つのもあり。
ただしSMS認証の問題は残る
一方、SMS認証を求めてくるアプリ・サーボスでは、その番号で認証ができずアプリ・サービスが使えない事態に陥ります。
冗長化によって通信は出来ていても、SMS認証ができずにサービスが使えない事態があり得るわけです。
これはしょうがないので、サービスを提供する会社はSMS認証を頻繁に求めないようにしてもらいたい。
すぐにSMS認証を求めて面倒だって思うことが結構ありますから、SMS認証が使えない時のことも考えておいて欲しいです。