モバイルバッテリーは「電圧の強さ」で比較せよ
MONOQLO 2020年2月号のモバイルバッテリー比較
自動車工場で時間待ちをしているときに、『MONOQLO 2020年2月号』を読んでいたらかなり気になる記述がありました。
見出しに「電圧の強さは最強レベル」って書いてあります。
USB PD対応ならいいけど、そうでなくてUSBの規定の電圧(5V)よりも強かったら壊れてしまうだろ!と思って見てみると…
「電流電圧計のテストで約10Wという電圧をマーク。スペック表記と変わらず、充電速度も期待できる」
とありました。なるほど。電力(W)を電圧(V)と間違えたようですね。
記事を書いたのはLAB.360(ラボドットサンロクマル)
この記事を書いたのは、『家電批評』や『MONOQLO』などを発行している晋遊舎が作るLAB.360(ラボドットサンロクマル)です。
こちらに全く同じ記事がありました。
「電圧の強さ」という言葉が記事中に9回登場しますが、どれも「W(ワット)」に対して使われています。
LAB.360(ラボドットサンロクマル)では、電圧の単位がワットなのか…ってことはないですね。
専門家が検証に関わってるはずなのにこれはない。
提灯記事でないテスト誌として頑張ってるだけに残念
晋遊舎の出す『LDK』などは、ユーザー目線でのテスト・レビューで評価の高い雑誌です。
それだけに、このようなミスがあるのは残念ですね。「専門家がテスト」と言われても嘘くさくなってしまいますから。
技術系の記事を書いている身としては、他人事とは言えません。気をつけないと。